2006年07月13日

COWBOY BEBOP 天国への扉


  「そいつはただ、ひとりぼっちだっただけさ。
      自分以外の誰ともゲ−ムを楽しめない、
      夢の中で生きている様な・・・
                     そんな男だった。」


位相差空間ゲ−トと呼ばれるものの発達により惑星間移動を飛躍的に短縮でき、太陽系内を自由に行き来出来る様になった2071年。犯罪激化に伴う措置としてISSP(太陽系刑事警察機構)が「賞金首制度」を設立。
ビバップ号に乗りこむ四人の賞金稼ぎ、スパイク、ジェット、フェイ、エドはそんな時代に生きる賞金稼ぎ(カウボ−イ)。
ある時、火星のアルバシティ−で高速道路上のタンクロ−リ-爆発事故が起きた。タンクから漏れた物質により周囲3kmで500人以上の死傷者が出た。警察はバイオ兵器を使用した無差別テロの可能性を示唆。火星政府はこれを受けて、犯人に3億ウ−ロン(1ウ−ロン=1円)の懸賞金を懸けた。
これに目をつけたビバップ号クル−はロクな手がかりも無いまま犯人探しを始める。


まず、絵のクオリティ−、音楽の質、声優の面に関しては問題無し。BEBOPファンなら納得の出来である事は疑う余地も無いです。
放送時に余り盛りこめなかったアクションシ−ンや、戦闘機のバトルも良く出来ていました。
見せ場は多いですが、特にイチオシはスパイクのモップ(棍)さばきや格闘シ−ン。非常に丁寧な演出が施されていてファンならニヤリと出来ます。
賞金首やゲストもキャラクタ−がしっかり出来てますし。
ただ、敢えて難を言えば二時間は長過ぎた。
色々な要素が盛りこまれている分、見せ場以外の状況描写シ−ン等が少々ダレ気味。尺を縮めてもう少し小気味良い展開にも出来たはずなのが残念。
ただ、TOTALで見てもその出来は(TVシリ−ズにおいても、そうであった様に)高水準で久し振りに見る価値の高い映画です。

醒めない夢の中で生きている彼ら(スパイク、ヴィンセント)には大きな共感を感じます。
現実逃避とはあきらかに違う「現実感を喪失」した生き方。
その果てに待つ結末がたとえバッドエンドでも、生きている意味を見出せないなら明日死んでも構わない。
自分が本当に生きているかどうか確かめたい。
それで魂が救われるかどうかは天国への扉が開いた時に考えます。


オススメ度:☆☆☆☆☆(5が最高)

posted by 九郎 at 02:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ
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