2007年05月01日

ハンニバル・ライジング

ハンニバル・ライジング 完全版 プレミアム・エディションハンニバル・ライジング 上巻ハンニバル・ライジング 下巻
ハンニバル・ライジング (出演 キャスパー・ウリエル)

1944年、6歳になるハンニバル・レクターはリトアニアのレクター城で家族と暮らしていた。
戦争の最中、リトアニアを奪い返そうとするソ連とドイツの戦いは激化し、貴族の家系であるレクター一家も疎開を余儀なくされた。
だが、移り住んだ山小屋もすぐさまソ連軍の戦車に囲まれてしまう。
一家はなす術も無く両手を挙げ、山小屋を出た。
そこに突如、急降下してきたドイツ空軍の爆撃機が銃弾を浴びせる。
ハンニバルと幼い妹ミーシャ目の前で両親を失い、山小屋に取り残された。

そこにグルータスを始めとする逃亡兵がやってきて、二人を捕らえ山小屋を占拠した。
飢えた逃亡兵達は食べ物を漁るが、山小屋には何もない。
吹雪を相俟って、飢えに苛立つグルータスらが目をつけたのは…


8年後、リトアニアは再びソ連政権下に置かれ、家族全員を失ったハンニバルは養育施設(元レクター城)に孤児として収容されていた。
口をきかず、反抗的なハンニバルに監視官は冷たい。
ある日、悪夢にうなされ叫び声を上げたた為物置に閉じ込められたハンニバルはかっての家だった知識を生かして脱走を図った。
ハンニバルは親族からの手紙と写真を持ち出し、差出人であるパリの叔父の下へ向かう…



話題作『ハンニバル・ライジング』を見てまいりました(^-^)
R15指定という事で、ちょっとドキドキしてましたが、ハンニバル・レクターのルーツであるだけに、ぶっちゃけそれ程ショッキングな映像は少なかったかと思います(インパクトは流石にハンニバルの方が強かった)

狂気の原点とそのルーツ。
成長過程において、何が彼を怪物へと変化させたのかが描かれていますが、怪物の誕生としてはなかなかの話だったのではないかと。
妹を殺した連中への復讐劇に見えて、その実、途中から快楽殺人に摩り替わっているのがポイント。

でも結局は、ハンニバルもグルータス達も皆、戦争による犠牲者なんですよ。
誰かに罪を問う事は出来ないが、私怨というものは消えない。
それは人間の本質ですから。
そんな中から生まれてきた怪物の一つがこの長い物語の主役なんですね。

主役のハンイバル・レクター役のギャスパー・ウリエルは役柄を好演しており、どこかダークで狂気を孕んだ役を見事に演じています。
生まれ持っている甘くシャープなマスクが見事にマッチしています。
個人的に左頬に出来る大きな笑窪がかなり怖いんですが、そんな印象ありません?(同意の方はその場で強制挙手)

ムラサキ役のコン・リーはハンニバルに惹かれる未亡人という役を妖艶に演じ、凄く存在感ありますね。
足と鎖骨がエロいですww



以下、ネタバレ。
見たい方はドラッグしてどうぞ(携帯の方で見たくない方は読み飛ばして下さい)





妹を殺し、食料として食われたレクターがグルータス達に復讐するというのは分かりますが、レディ・ムラサキを公衆の面前で侮辱されたから肉屋を殺すってのは、殺人衝動の発端としては弱い気がするのは私だけでしょうか?
確かに、この殺人を皮切りに殺人衝動が徐々に内面から顔を出すわけですが。
なんていうか『試し切り』的なイメージの方が強く感じたり。

ネタバレというか突っ込み処は凄く少ないんですが、最後のレディ・ムラサキの冷たさったらもぉ、ツンデレならぬデレツンですヨw
惹かれているなら全力をもって彼を止める位のパワーは欲しかったんですが…
ハンニバルの怪物化に一番拍車をかけたのは結局、剣道を教え、刃物を持ち出す事を禁じず、共犯者となり、最後のトドメを刺した、他ならぬレディ・ムラサキな訳で(笑)
(確かに知らない間に妹ミーシャの肉を食べさされていた、という驚愕の事実を前に狂気が露呈するのはのは分かりますけど)

あと、最後にグルータスのハウスボートが爆発したのも謎(そこまでして証拠を隠滅する理由付けが少ない)だし、都合よく警察が来たのも謎。

そして、あの中途半端な歯切れ悪いラスト。
『ここからどうなるんだろう?』とか思ってる内にスタッフクレジットが流れ出した時には、もう脱力感一杯です。
どうせなら最後まで描いて、その後の人生を暗示させる様な展開にすれば良かったのでは?

あれ?突っ込み処結構ありましたねww




この『ハンイバル・ライジング』は個人的にはもう一つでしたが、レクター三部作を総て見る位のファンなら、その原点を見るのには良いかと思います!
作品独特のダークな雰囲気は見事に再現されてますから。

あと、ホラーやサスペンスにある『ビクッ!!』とする様な部分もないので、そういうのに弱い方でも観れますw

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■関連URL■
公式サイト

オススメ度:☆☆(5が最高)
スタッフロール後のお楽しみ:なし
posted by 九郎 at 20:53 | Comment(0) | TrackBack(37) | 洋画

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